72の法則(不動産投資に役立つ知識)

目次

72の法則とは?

さて、皆さんは72の法則をご存知でしょうか?

 

72の法則(72のほうそく)とは、
資産運用において、元本が2倍になる年数と金利(年複利)を簡便に求めることができる法則です。

 

具体例

実際に例をあげてみてみましょう。

 

例えば6%の金利で運用した場合に元本が2倍になるには何年かかるでしょうか?

 

元本が2倍になる年数は、次の計算式で求めることができます。

 金利(年複利%) × 年数 = 72 

 

つまり72を6で割ると12となりますので、6%の金利を年複利で運用した場合に元本が2倍になる年数は12年ということになります。

 

実際にあっているのか電卓で確認してみましょう。

(1.06)12 つまり(1.06)の12乗を電卓で計算してみます。

 

1.06のうち0.06は6%を表しています。

また1.06のうち1は元本を表しています。

 

電卓の使い方(12乗の場合)
【シャープの電卓】
1.06を入力後、×(かける)を押し、その後=(イコール)を12回押します。
【カシオの電卓】
1.06を入力後、×(かける)を2回押し、その後=(イコール)を12回押します。[/su_note]

 

計算結果は、2.01219647179となりましたでしょうか?

つまり12年で元本が約2倍になったことになります。

 

次に4%の金利で運用した場合に元本が2倍になるには何年かかるでしょうか?

 

前述のように、元本が2倍になる年数は
 金利(年複利%) × 年数 = 72の計算式で求めることができます

 

つまり72を4で割ると18となりますので、4%の金利を年複利で運用した場合に元本が2倍になる年数は18年ということになります。

 

実際にあっているのか、また電卓で確認してみましょう。

 

先程と同様の方法で、(1.04)の18乗を電卓で計算してみてください。

 

計算結果は、2.02581651529となりましたでしょうか?

つまり18年で元本が約2倍になったことになります。

まとめ

これをまとめると次の表のようになります。

 

【72の法則】元本が2倍になる金利(年複利)年数の一覧表

金利(%) 年数(年)
72
36
24
18
12
12

 

この表から、金利が1%だと72年、金利が12%だと6年で元本が2倍になることが分かります。

 

私が銀行に入社したころは、バブルで金利が7%位ありましたから、10年で預金が2倍になると言われていました。

 

しかし、今の銀行の金利は、メガバンクの定期預金やゆうちょ銀行の定額貯金で
0.01%ですから、元本が2倍になるのは、なんと7200年もかかることになります。

 

つまり、現状銀行預金や貯金では減らすことはなくても、お金を増やすことは困難と言えます。

 

一方、不動産投資は、表面利回りで通常4%から8%位ありますので、今の時代は多少のリスクを取ることも必要ではないかと思います。

 

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